公害

ディーゼル車から排出される黒煙などに含まれ、空気中を漂う直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が上がると、周辺に住む高齢者が呼吸器系疾患で死亡する率が1.1%上昇していたことが24日、環境省の研究班が実施した国内初の大規模疫学調査で明らかになった。人のために道路があるのか企業のためにあるのか理解しがたい。人体に悪影響を与えるディーゼル粉塵の排出規制を義務付けて健康被害を防ぐのが国の義務だと思う。賠償金を払ってすむ問題ではない。