年始

気がついたら2008年になっていた。右膝はまだ痛い。左踵は少しましになってきたか。例年正月を迎えているとマンネリ化して変化がない。何か変化がないものかと贅沢な事を考えたりする。今年はコブクロレコード大賞を受賞した。道端でギター弾いて歌っていた普通の少年達が10年も経たないうちに頂点に立つなんて信じられないことと思う。今少年達が冬の寒空に路上ライブで夢を見ている若者に勇気を与えたのかもしれない。まるで宝くじで一等賞に当たるぐらいの確立ではないかと思う。いや、それよりも少ないであろう。出発点と到達点がこれほども差がある業界は歌や俳優などの芸能界ぐらいであろう。一発当たれば効果は大きい。まあ、ほっとするいい話ではないかと思う。そんな事もあるから人生は楽しい。逆に贅沢三昧で栄耀栄華に暮らしている人が一文無しになって路頭に迷う事だって今の世の中頻繁にある。人生とは本当にわからないものである。でも好きな事をして失敗しても悔いはないと思う。嫌々仕事をして失敗するほど空しいことはない。社会の柵や、常識に惑わされる事なく自由に思い通りに生きたいものである。しかし、まずは何が好きで何が本当に自分としてやりたいのかが人によって違う。またそれに気が付く時期も違うし、年齢とともに刻々と変化する場合もある。しかし、その瞬間、瞬間に燃え上がる情熱を感じながら何かに取り組みたいものである。