潜在能力

世の中には、器用な人、努力家、真面目な人、活発な人、几帳面な人、などいろんな性格の人達がいる。でも最近わかったのだがいろんな性格の人にも素晴らしい長所が潜んでいる。ただほとんどの人は、その潜在能力に気が付かず天職につけずに本当の自分の才能を生かせない人が多い。または、潜在的な能力があっても家庭環境、社会環境の影響で断念する人もいるだろう。もっと残念なのは、潜在的に自分にはどんな能力があるのかも知らずに混沌とした人生を送る人も多いのが現実である。特に最近の若者を見ていると目標や夢を失い、現実社会に出る前に情報化社会を通じて悲観的な現実社会を目の当たりにし自身喪失に陥る人達が多いみたいだ。そして独自の倫理感が形成される前に欲望だけが逞しく成長してしまう傾向を良く見る。人の痛みや苦しみが見えずに、心の温もりを経験する機会もなく実社会にほうりだされる。ある意味残酷な事かもしれない。私もそういう時代を形は変えながらでも経験してきたのかもしれない。情報化時代といいながら逆に暗く閉鎖的な世界へと環境が変化しているのかもしれない。これからの若者の夢、生きがいは、少しでも長く生きたわれわれ先輩が道を切り開いてあげなくてはいけないと思う。